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ガラス工芸作家:元木貴信・庸子 

 宙吹き、サンドブラスト、エナメル彩など多彩な技法を駆使して、自然をテーマに作品作りをしている
ガラス作家おふたりです。
 作品を通じて、沢山のお客様とめぐり会える事を楽しみに日々制作活動に取り組んでおられます。
 貴信さんは、宙吹きを主体に自然界にある色やかたちをデザイン化して表現、庸子さんは、花や鳥などの小動物を
サンドブラストやエナメル彩で優しく繊細に表現しています。
家略歴
● 元木貴信
1972年 神奈川県生まれ
1995年 長野県江副グラスデザイン研究所入所
2004年 江副グラスデザイン研究所退所・独立
2007年 神奈川県彩グラススタジオ勤務
2008年 国立台湾芸術大学 glass studio resident artist に就任
2009年 成美工芸入社
2011年 第5回金津創作の森「酒の器展」入選
2014年 「現代日本ガラス工芸の最前線」(黒壁30號館長浜アートセンター)
2016年 成美工芸代表取締役に就任



●元木庸子
1972年 東京都生まれ
2004年 成美工芸入社
2005~'09年 神奈川県「彩グラススタジオ」にて吹きガラス技法を学ぶ
2005年 第64回 手工芸美術展 入選
  第4回 日本ブラストアート協会作品展 佳作受賞
2006年 岡村徹氏(岡村クラフト工芸主宰)に師事
2008年 テーブルウェア フェスティバル入選
  国立台湾芸術大学「日本硝子工芸技術講座」講師
2010年 テーブルウェアフェスティバル 佳作受賞
  ガラスの生き物展 グラスホッパーギャラリー(学芸大)
2011年 第5回金津創作の森「酒の器展」入選
2014年 「現代日本ガラス工芸の最前線」(黒壁30號館長浜アートセンター)
家作品
貴信作 デザートグラス
庸子作 グラス「金魚」・ぐい吞み「金魚」
貴信作 振出「柘榴」・オブジェ「無花果」
庸子作 ぐい吞み「梟」
貴信作 黒釉片口・ぐい吞み
庸子作 ぐい吞み「毬猫」
家紹介

■ 元木夫妻にいいろいろお聞きしました。

■ ガラス工芸を志されたのは、どうしてですか。どういうきっかけがあったのでしょうか。

貴;カクテルグラスに魅せられた事がきっかけでした。
庸;実家がサンドブラストミラーの製作していて、それを手伝ったことがきっかけとなりました。

■ ガラス工芸を始めるにあたって、どういう勉強、実習などをされたのでしょうか

貴;長野ガラス研究所に入所して、工房の仕事をするかたわら、百貨店を中心に各地で個展を多数開催して経験を
 重ねてきました。
庸;彩グラススタジオ(川崎市)にて吹きガラスの基礎から色ガラスまで様々な技法を学びました。

■ お二人はご夫婦ですので当然でしょうが、どうして一緒にガラス作品を制作してみようと思ったのでしょう。
 お二人の出会いはどういうことでしたか。制作技法で棲み分けも意識されていますか。

  彩グラススタジオで知り合いました。
  ”餅は餅屋”という言葉がありますが、互いの得意な技法を併せ、協力することで、一人では難しい多彩な表現が
 可能になりました。

■ 制作にあたって、表現したいもの、考えはどういうものでしょうか

  思い描いた世界をガラスでいかに表現できるか、日々、ふたりで話し合い、実験などしながら取り組んでいます。

■ 今後の方向性についてはどうでしょう。

  初心を忘れずに、一歩一歩、目の前の課題に精一杯取り組んで参ります。

 2021年文月

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