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ならまち界隈 2022.04.14
ならまち御霊神社の桜
はて、どういう加減か、今年(令和四年:2022年)は、例年は早く咲いて散る枝垂桜が遅くまで残っています。12日の今日、御料神社の前を通りかかると、枝垂桜がまだ鑑賞に堪えるくらい花が残っていました。
御霊神社は、延暦十九年(八〇〇)桓武天皇の勅命により創建されたという神社です。桃山時代からならまち一帯の氏神としても尊崇を集めています。元興寺の鎮守社でもあります。
御祭神は、井上内親王、他戸親王、早良親王、藤原広嗣、藤原大夫人、伊予親王、橘逸勢、文屋宮田麿八柱の神々が祀られています。また事代主神(えべっさん)も鎮座されて有難い事です。
御霊のいわれは、光仁天皇の后であった井上内親王(770年に)が天皇を呪詛したという疑いで位をはく奪され、幽閉されたのち薨去されました。薨去後、都に疫病が流行り、その祟りではないかと恐れられたとか。その霊を慰め、疫病が流行らないようにとの願いを込めて奈良の地に御霊社が造営されたことに由来するとのこと。
さて、御霊神社の松も見事です。一度お詣りになっては如何でしょうか。
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