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展示情報 2022.04.17
空女陶展「京薩摩・華薩摩」2022
ならまち ギヤラリーたちばなでは、4月23日(土)から5月8日(日)まで、
「空女(くうにょ)陶展」を開催いたします。
京の都で培われた伝統の色絵細描。 幕末に輸出工芸品としてもてはやされた薩摩手*を再現した華麗な筆使いを
陶器(京薩摩)、また独自に磁器(華薩摩)の上に展開します。
空女さんの薩摩手は、緻密で絢爛たる花鳥、山水などが、青海波(せいがいは)、七宝(しっぽう)繋(つな)ぎ、
紗(さ)綾形(やかた)といった伝統小紋を背景に描かれて、近くで見るとここまで精密に描くことが出来るのかと思うほど。
うつわを少し離して観ると伝統文様の細かさが、全体の背景となってうつわの中に溶け込んでいます。
ここに掲出した画像の振出に描かれた牡丹、藤の花は春の風に揺れているかのようです。
酒器では、平盃(極薄)とともに玉子型の置き盃(上部を採ると下部がその受け台になっている)が
とてもユニークで楽しみなうつわです。
* 薩摩手:伝統的には、陶器の上に描かれるのが「京薩摩」。
小野空女さん考案の「華薩摩」は、磁器の上に展開される細描金襴手です。
・振出:牡丹 ・振出:藤花(牡丹の対面)
時期:2022年4月23日(土)~5月8日(日) 休廊:水曜日
作家在廊予定:5月3日(火:祝)、8日(日)
時間:11:00~18:00(但し、最終日は16:00まで)
会場:奈良市西寺林町18-1 ならまち ギヤラリーたちばな
*作品は、Instagramでもご覧いただけるようにいたします。
また、25日(月)夕刻よりたちばなネットショップでもお求めいただけます。
小野 空女(おの くうにょ) 略 歴:
● 京都生まれ
1978 京都府陶工訓練校卒業
1979 清水焼窯元に就職、以降染付絵付に約二十年たずさわる。
2000 陶芸作家活動を開始、赤絵細描や京薩摩にあこがれ、独学を始める。
2011 NHK BS「美の壺」に出演
2012 京都美術工芸大学 陶芸学部 絵付講師就任
2014 第56回京都色絵陶芸展 京都市長賞
以上
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