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ならまち界隈 2021.08.15
道祖神社(今御門)
ギヤラリーたちばなから2-3分のところに「道祖神社」という小祠があります。
創建は、平城天皇の御代ですから丁度奈良時代から平安時代へと移る時ですが平城天皇という帝は病弱であったせいか、
父であった桓武天皇の「平城京に戻るな」という遺言があるにかかわらず、譲位して上皇となったとたんに
奈良に戻ったと伝えられています。
さて、ご近所の道祖神社には、猿田彦命が祀られています。猿田彦さんは、神話時代に邇邇芸命が天下ってきた時に
葦原中国まで道案内をしたという神様で、鼻の長さが七咫(さて16cmから21cm)あって、眼が酸漿のように輝いていたということで相当容貌魁偉です。西洋風にいえば赤鼻のトナカイさんのような神様でしたから、
道中安全の神、結界を護る神になりました。
さらにこの猿田彦さんは、天鈿女命を妻にしたというので夫婦円満の神ともなりました。
いつのころからか分からないのですが、この道祖神社は「博奕の神」さんともいわれるようになって、信仰を集めたと
伝えられています。「たちばな」の勝手解釈ですが、おそらく結界を護る「塞の神」の「塞」と「賽」の音が一緒であり、
賽はサイコロの事でもありますから、博奕の神さんと・・。面白いです。
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