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ならまち界隈 2022.06.07
鎮宅霊符神社
通称、鎮宅さんは、近鉄奈良駅から南へ10分ほど行ったところ、陰陽町にあります。
南城戸町から高御門町、脇戸町へ通じる坂道の途中です。
なんでも、その昔、南都の陰陽師たちが暮らしていた辺りであったことから、町名になったと。
神社の由緒書によれば、日本神話に登場する創造神である「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」
中国道教系の神を、陰陽師たちが称えてそのように考えたと思われます。
鎮宅さんは、七十二道霊符(護符)を司る神で、北辰つまり北極星と。
紫微宮に棲む天帝であり、妙見菩薩とも考えられたという事です。
漢代の公文書の終わりに記された「急急如律令(きゅうきゅうにょりつれい)」
=>「すみやかに行いなさい」(という位くらいな意味でしょうか)という文言を、魔を払う呪として唱えました。
また、「乾元亨利貞(けんげんこうりてい)」等も唱えます。
乾は天のことで、元亨利貞はその天が持つ四つの徳を言います。
元は万物の始め、亨は万物の長、利はその生育、貞はものの成就のことです。
*ならまちの少し外れにあってあまりひと気はありません。 狛犬はどう見ても笑っているように見えます。
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